理事長あいさつ


 2008年7月に有志によりエコスクール推進協議会を設立し、4年を迎えようとしています。昨年2月には東京都より非営利法人(NPO)の認証をいたたき、新たなスタートの年を迎えました。
 現在、学校教育や学校のあり方について、さまざまな意見があるにしても、国民の中で広く強い関心がもたれています。エコスクール推進協議会はそうしたごく普通の人たちによって立ち上げられたものです。
 そこにある共通意識は、次のように集約できると考えています。
1.学校は将来を担う子供たちが知・体育を伸ばすために日常を過ごす場であり、それにふさわしい環境が提供される必要がある。
2.学校は地域社会を構成する主要な一部であり、日常のコミュニティー活動の場として、また災害時の避難施設としての機能など多様なニーズを有しており、そうした視点での整備・充実が図られる必要がある。
3.学校は社会の一員であり、社会が抱えている問題の埒外にある存在ではない。環境問題、エネルギー問題、費用の効率的使用など一般社会に劣らぬ取組みがなされる必要がある。
4.環境への問題意識の醸成は教育現場での体験を通じた取組みが何より重要である。企業などの外部者が手助けすることはその効果を高めることになる。
5.学校が抱えている課題に対して、中小企業同士が連携し、有機的に知恵を活用すれば、技術、システムなどのソフト面及び施設・設備等のハード面あるいはサービス提供において、貢献できる余地がある。

 環境問題は世界的にも国内的にも高まるばかりであり、衰えを見せません。21世紀が環境の世紀と言われて久しくなりますが、未来を託される子供たちの教育現場でのエコスクールへの取り組みは大きな進展を見せているとは必ずしも言えません。
 そうした状況の中にあって、当協議会では、微力であるとは承知しつつも、エコスクールの必要性を広く訴えるとともに、事業者の立場から具体的な取組み方策や事例を紹介し、普及促進に繋げることが、教育現場での環境への取組み(エコスクール化)を推し進めることになると確信しております。
ご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。


2012年1月
特定非営利活動法人 エコスクール推進協議会
理事長 大出 武久